人とうまくやっていくポイントは、話し上手、聞き上手であるといいます。
たしかに話し上手で聞き上手なら、人とうまくやっていくことができるでしょう。
しかし、一番大切な基本的なことができていなければ、いくら話し上手で聞き上手でも、すべてが台無しになります。
それは「ごめんなさい」と謝るということです。
ごめんなさいが言えないと、ささいなトラブルですぐこじれます。
人間はそれぞれが違う種類の人ばかりですから、本当にささいなことでよく意見や考えがぶつかります。
しかし、言い合うと、もつれが余計にもつれます。
そこで自分が一歩引いて謙虚になることができるかどうかで、その後の友人との関係が決まってしまうのです。
謙虚になり、相手の意見を聞き入れて、時には謝ることもしなければ、人との関係はうまくやっていけないのです。
糸がもつれたとき、切ってしまうことは簡単ですが、もう元には戻りません。
縁を切ってしまうのは簡単ですが、それでは友人を失ってしまうことになるのです。
うまくほどくことができれば、元の状態に戻ることができます。
謝って、うまくもつれた糸をほどくことができれば、また同じ仲のいい状態になれるのです。
謝ることなしに、人とのやりとりはうまくやっていけないと考えましょう。