うまくいかない人生を、ほかの誰かのせいにするのではなく、自分に原因があると考えることです。
考えることができなければ、ここで読むのをやめましょう。
努力をしない人を、私は助けることはできません。
自分の中に原因を探し出す努力をしない人は、幸せになれないという世の中に出来上がっています。
自分に原因があるから、結果として人生がつらくあなたに当たってくるのです。
この世の流れに反することは、川の流れに逆らっていることと同じであり、うまく前に進むわけがありません。
向かってくる川の流れが強く当たってきたり、川の上流から石ころが転がってきたりと、何かと障害が多くやってきます。
「この世のルール」という流れに反している人は、つらい人生を送ってしまうことになるのです。
まず自分の行いを振り返ってみましょう。
嫌な思い出であるほど、よく当てはまることがあります。
嫌な思い出は、たいてい自分に原因があるのではないですか。
人に迷惑をかけたり、嫌な気持ちにさせたりするようなことをしてしまったから、つらい出来事になってしまったのではないですか。
あるいは、単にあなたが勉強不足だけだったのかもしれません。
いずれにせよ、自分に原因があると考え直すことができるはずです。
私も過去を振り返れば、嫌な思い出はたくさん出てきます。
友人と大喧嘩をしたり、恋人に振られたり、仕事がうまくいかなかったりと、泣きたくなるようなことはたくさんありました。
しかし、そうしたことは、たまたまそうなったのではなく、当時の私に原因があったわけです。
相手の気持ちを考えずに自分勝手な発言や行動をしてしまったため、トラブルへとつながっていったのです。
そのときの私は、大変落ち込み、いらいらしていました。
しかし、時間がしばらく経つにつれて、冷静になって過去を振り返ることができるようになりました。
すると、ほとんどのトラブルの原因が、自分であることに気づいたのです。
私は、恥ずかしくなってしまいました。
なんと身勝手な行動や発言をしてしまっていたのかと恥じれば恥じるほど、二度とないようにしようという気持ちも働きます。
こういうことを繰り返しながら、人間は少しずつ心を磨くのです。
うまくいかない原因は自分の中にあり、その原因を克服できたときが、成長できる瞬間です。