負けてもくよくよしないことです。
負けると、悔しいでしょう。
気持ちが落ち込むでしょう。
ため息も出るでしょう。
力不足・能力不足の自分が嫌になることもあるでしょう。
しかし、くよくよしたところで落ち込む一方です。
自分を責めていると、出る元気も出なくなります。
貴重な時間も過ぎていきます。
いつまでも負けたことにぐずぐず思い悩んだところで、結果が変わるわけではありません。
多くの悪影響があるだけで、いいことは1つもない。
負けたときは、負けたメリットに注目してください。
勝つメリットを考えることはあっても、負けるメリットを考えることは少ないのではないでしょうか。
負けたことで、課題や問題点が見つかるでしょう。
見つかった課題や問題点と真剣に向き合って改善できれば、さらに自分を高めていけます。
敗北から改善のチャンスが見つかれば、貴重な収穫が得られます。
たとえ負けたとしても、挽回のチャンスがゼロというわけでもないはずです。
負けたときは「勝利をお預けにしている」と考えればいいこと。
いつか別の機会に再挑戦して、そのときに勝てばいいのです。
心も目線も、上向きを維持しましょう。
下向きになりそうでも、ぐっと力を入れ、上向きにします。
負けてもくよくよしないことが大切なのです。
さて、注意したいのは、負けたときだけではありません。
勝ったときにも注意したい。
勝ったときは、さぞ嬉しいでしょう。
興奮して、テンションが上がります。
勝利の雄たけびを上げたくなります。
自分に自信がつきますが、だからとはいえ、偉そうになるのは要注意です。
「すごいだろ!」「素晴らしいだろ!」と自慢して、偉そうに自分の能力をひけらかすのはよくありません。
横柄な様子は、周りの人に不快感を与えるでしょう。
自分を「偉人」「天才」「特別」と誤解して、横柄な態度が目立つと、せっかくの勝利も見苦しくなります。
偉そうにしていると、油断も生まれます。
自分の能力を過信して油断すると、気合の入り方も中途半端になります。
成長が止まるどころか落ちていくでしょう。
いずれ落とし穴に落ちることになるはずです。
慢心は、油断と堕落を生み出す、邪悪な心。
偉そうにしたい気持ちがあっても、思うだけにしておきましょう。
偉そうにすると、いずれ近いうちに堕落を招くことになるでしょう。
勝っても慢心せず、謙虚になって、腰を低くするのが得策です。
コメントを求められても、謙虚な言葉を心がけるのがいいでしょう。
「少し運がよかっただけです」
「みなさまの協力のおかげです」
「まだまだ未熟者ですが、これからも精進を続けます」
油断せず、謙虚なコメントのほうが好印象です。
負けても、くよくよしないこと。
勝っても、偉そうにしないこと。
結果にかかわらず、いつも心を一定に保つことが大切です。