雑談が下手な人は、つまらない冗談に白けた反応を見せます。
「笑えない」
「まったく面白くない」
「くだらなくて寒気がした」
「聞いているこちらまで恥ずかしくなる」
「……(無言)」
雑談が下手な人は、つまらない冗談に笑うと、自分の価値を落とすと思っています。
「笑ったら負け」と思っているところがあります。
つまらない冗談に対して、興ざめした態度を見せます。
しかし、冗談を言った人は気持ちが落ち込むでしょう。
「自分の冗談を否定された」と感じて、自信を失う。
「自分には笑いのセンスがない」と自己嫌悪に陥り、自分を責めてしまいがちです。
別の冗談が思い浮かんでも、再び否定されるのが怖いので控える。
テンションが下がり、会話の雰囲気も悪くなるのです。
雑談が上手な人は、つまらない冗談でも大笑いします。
別の言い方をすれば「笑いの許容範囲が広い」とも言えます。
つまらない冗談で白けると雰囲気が悪くなるため、できるだけ明るいリアクションを心がけています。
たとえば、古くさい冗談なら「古い話だなあ」と突っ込みを入れて笑う。
センスのない冗談なら「センスがなさすぎ!」と爆笑する。
相手の冗談の意味がわからなくても、とりあえずにこにこした表情をして、満足している様子を見せます。
面白い冗談でも笑いますが、面白くない冗談でも笑います。
つまらない冗談に少しでも笑える要素があれば、大げさに解釈して、少しでも笑うように心がけます。
つまらない冗談でも大笑いすると、相手は手応えが得られ、ほっとするでしょう。
ますます雰囲気が明るくなり、テンションも上がり、雑談が活性化されるのです。