人生では、大きな失敗をしてしまうことがあります。
失敗を経験したことがない人は、1人もいないでしょう。
誤解や不注意による失敗もあるでしょう。
不運や災難による失敗もあるでしょう。
失敗をすると、精神的に落ち込みます。
心がへこんで、なかなか元気が出ず、しばらく落ち込む日々が続くでしょう。
特に重大な失敗となると、立ち上がれないほど落ち込むことでしょう。
不幸と絶望のどん底を味わい、大泣きをすることもあるかもしれません。
「人生が終わった」と思える失敗は、乗り越えられないように思えます。
しかし、諦めてはいけません。
どんな失敗でも乗り越えられる方法があります。
方法はシンプルです。
笑って話すことなのです。
誰でもいいので、自分の失敗を笑って話しましょう。
失敗をネタにして、笑い話にしてしまいます。
「失敗をネタにするのは不謹慎」
「とてもそんな気持ちになれない」
「笑って話すと、縁起が悪い」
そう思うかもしれませんが、意地を張っていると、いつまで経っても乗り越えられません。
騙されたと思って、一度試してみてください。
失敗を面白いネタとして、笑いながら話しましょう。
「ばかな失敗をしちゃったよ!」
「思いきり上司から怒られちゃったよ!」
「反省会で泣いちゃったよ!」
にこにこしながら明るく話しましょう。
自分の失敗をネタにして、とことん笑い話にしてしまいましょう。
心の中では泣いていても、顔は明るい笑顔です。
人ごとのように話すと、客観視ができるようになって、話しやすくなります。
自分の失敗なので、誰も傷つけることはありません。
思いきり自由に話せます。
話すときは、オブラートに包まず、あけすけに話すことが大切です。
笑って話すと、暗い雰囲気が吹き飛び、明るくて楽しい雰囲気が出ます。
笑うことで、心の中に光が広がります。
暗かった気持ちが、だんだん明るくなるでしょう。
ストレスで重かった心が、だんだん軽くなるでしょう。
ネガティブな気持ちが消え、ポジティブな気持ちになるでしょう。
失敗が自分の中で「過去の話」として認識され、ほどよい距離感ができます。
話し終えたときには、すっかり失敗を乗り越えているはずです。
不幸を乗り越えたから、笑って話せるのではありません。
笑って話すから、不幸を乗り越えられるのです。
どうしても今すぐ笑って話せないなら、気持ちが落ち着いてからでもかまいません。
数日ほど時間を置くと、精神的にも落ち着くでしょう。
できるだけ早く人に話すことで、失敗を乗り越えるのも早くなります。
この方法は「失敗」だけでなく「不幸」についても有効です。
真っ黒の記憶でも、後から白く変えていくことは可能です。
つらい不幸であっても、笑って話すと、乗り越えられます。
笑って話す行為には、負の記憶を昇華させる力があるのです。