「自分は無能な人間だ」
「自分は能力のない人間だ」
「自分には知識も技術も乏しい」
能力不足で嘆いていませんか。
たしかに能力が低いと、なかなか自分に自信も持てないでしょう。
能力は、低いより高いほうが有利。
能力が低いと、できる仕事も限られます。
能力が高くなるにつれて、できる仕事の範囲も広がり、未来を切り開く力にもつながります。
高い能力を身につけている人がいれば、羨ましく思うこともあるでしょう。
「あの人は特別」
「才能があるのだろう」
「育ちが違うから仕方ない」
特別な存在に見えたり、雲の上の人に思えたりするかもしれません。
能力の高い人を羨ましく思うこともあれば、嫉妬心が燃えることもあるかもしれません。
しかし、ここに少し誤解があります。
能力は、何もしないで自然と身につくものではありません。
最初から高い能力を身につけている人は1人もいません。
高い能力を持つ人は、しっかり努力をした結果です。
豊富な知識を身につけているのは、しっかり勉強したからです。
高い技術を身につけているのは、厳しいトレーニングを積み重ねてきたからです。
もちろん才能や適性も関係しますが、関係があったとしても微々たる程度です。
何もしないで能力を身につけたわけではありません。
陰でしっかり努力をした結果です。
つまり、高い能力は血と汗と涙の結晶なのです。
それはあなたにも言える話です。
勝手に能力が身につくものと思わないことです。
能力は、最初からあるものではなく、鍛えて身につけていくものです。
能力は、鍛えて身につけていくものですから、自発的な努力が必要です。
能力不足を嘆く暇があれば、自分から能力を鍛えるアクションを起こしましょう。
知識を身につけたいなら、しっかり勉強をしましょう。
最初から難解な本を選ぶのではありません。
字が小さくて分厚い本は、見ているだけで疲れ、初心者には不適切です。
最初は、初心者向けの本を選んで、勉強を始めるといいでしょう。
字が大きくて読みやすく、薄い本がベターです。
技術を身につけるときも、初歩や基本から始めることが大切です。
いきなり難しいことに挑戦するのは、挫折をしに行くようなもの。
最初は最も簡単なことから取り組み、習熟していくにつれてレベルや難易度を上げていきます。
能力を鍛えるとはいえ、世界一を目指すわけではないはずです。
世界一を目指すなら才能も関係しますが、普通に能力を伸ばすなら普通の努力で十分です。
能力を身につけるのに時間はかかりますが、こつこつ努力を続けていれば、少しずつ確実に伸びていきます。
「才能がない」という弱音は、できる努力を尽くしてから言うセリフです。
まだ努力をしていないなら、努力をしましょう。
能力は、最初からあるものではありません。
鍛えて身につけていくものなのです。