時として、相手から喧嘩を吹っかけられるときもあるでしょう。
自分がいらいらして喧嘩しそうなときだけでなく、相手から導火線に火をつけていくということです。
自分では喧嘩をするつもりはなくても、相手がその気であるときもたしかにあります。
しかし、そんなときこそ、相手のいらいらを、あなたが吸収してあげることです。
コンニャクのようにぶつかってきたストレスを受け止め、相手が吐き出し終わるまで気長に耐えて待ってあげましょう。
私がもし相手から喧嘩を吹っかけられてしまったら、とりあえず徹底的な聞き側に回ることにしています。
自分が言いたいことがあってもせいぜい謝る程度で、それ以上火に油を注ぐことはしません。
聞き側になり、相手に言いたいことは全部言って、吐き出してもらいます。
火が消えるまで気長に待っていればいいだけです。
そのうち相手が怒りの炎を燃やし続けていても、いずれ燃え尽きるときがやってきます。
怒りの火の燃料が無限にあるわけではなく、そのうち底をついてきます。
怒ることもそれなりに体力を消費するのです。
そうなるまで相手の言い分を聞き続けていれば、たいていその時点で問題は解決しています。
喧嘩は早く消そうと、もがけばもがくほど相手には腹が立ち、さらに怒りが増します。
徹底的に聞き側になり、炎が燃え尽きるまで待てばいいだけです。
どのくらい待たなければならないのかは、そのときのシチュエーションごとによってまちまちですが、終わりは必ずやってきます。