そもそも地球にあるものは、すべてが自然でした。
それでいて完全に、一体です。
人が誕生する前は、所有権や著作権などはありませんでした。
すべての存在のために存在し、全体が1つの共同体となっていました。
そこに欲を持った人間が現れて、おかしくなり始めました。
「これは自分のもの」と所有する欲を持った人間が、地球上に「ここからここまでは自分のもの」という境界を作り始めたのです。
所有であり、所有権です。
権利を作ってしまったために、奪い合いが始まりました。
資本主義のために、自然が荒らされる結果です。
人間は、もっとたくさんのものを独り占めにしようとします。
その結果、対立や奪い合いが発生するのです。
独り占めをすればするほど、対立や奪い合いが増えます。
独り占めの気持ちをなくすのは、物質の世界に生まれてきた私たちには、少し難しいのかもしれません。
「絶対に失いたくない」という気持ちは、裏を返せば「いつか誰かに奪われるのではないか」という不安です。
自分で自分の首を絞めることになりかねません。
では、独り占めの気持ちを減らすのはいかがでしょうか。
共有です。
不安になることをするくらいなら、最初から開放しておくことです。
「独り占め」から「共有」へと戻すことが、地球を平和にするポイントです。