真面目な人になるための基本の1つ。
それは、約束を守ることです。
約束を守らないのは、不真面目な姿勢です。
約束は、種類や内容にかかわらず、人との信頼関係に影響するポイント。
どんな約束でも軽視せず、きちんと守ることが、真面目になるために大切です。
約束することは、自分の発言に責任を持つことでもあります。
「わかりました」と言った瞬間、義務と責任が発生します。
たとえ口約束のような書面によらない約束であっても、誠意を持って守ることが大切です。
たとえば、仕事の納期です。
与えられた仕事は、期限までに仕上げます。
期限を守れるように仕事の進め方や取り組み方を調整します。
どうしても間に合いそうになければ、わかった時点で早めに連絡したほうがいいでしょう。
直前より早めに連絡したほうが、誠意があります。
謝ったうえで、中止や期限の延長など相談するといいでしょう。
また、人との待ち合わせも大切です。
指定時間に遅刻をせず、到着します。
「少しくらい遅れてもいいか」「きっと許してくれるだろう」と安易に考えるのはよくありません。
1分でも遅れると、遅刻です。
1分の遅刻でも、信用を損ねる悪影響があります。
ささいな場面だからこそ、きちんと約束を守りたい。
交通機関の遅れも考慮しておきたい。
できれば10分前や15分前など、余裕を持って到着するようにするのがいいでしょう。
特に注意したいのは、小さな約束です。
大きな約束なら守る人でも、小さな約束になると、一転しておろそかになる人がいます。
「約束を破っても、別に許してくれるだろう」
「ささいなことだから守らなくてもいいよね」
約束を破ったとき、相手は「気にしないで」と言うかもしれませんが、本音とは限りません。
表向きは許してくれても、約束を破った事実は変わりません。
相手は心の奥でがっかりしているかもしれません。
トラブルはなくても、信頼を少し損ねてしまうことにつながることがあります。
小さな約束であっても、尊重して、きちんと守るようにしましょう。
約束の内容によっては、覚えにくいこともあるかもしれません。
そうしたときは、謙虚にメモを取りましょう。
一度メモとして残せば、ど忘れを防ぎやすくなります。
また、メモを取る行為を通して「守らなければいけない」という意識を高める効果もあります。
「メモを取るだけで、約束を守りやすくなる」と言っても過言ではありません。
守れるかどうかわからない約束なら、最初から断っておくのが得策です。
「守れる自信がないので約束はできない」
信用を落としそうに思えますが、誤解です。
もしくは、最初に「確約できません」と断っておくのもいいでしょう。
正直に伝えたほうが、誠意が感じられるため、信用を高めることに貢献するはずです。