難しい仕事を依頼されたとき、どう対応するか。
真面目な人とそうでない人の差は、ここに表れます。
難しそうな仕事なら、すぐ人に頼る人もいるかもしれません。
疑問や不明点があっても、先輩に質問すれば、丁寧に教えてくれるでしょう。
方法がわからなくても、上司に聞けば、スマートな方法を教えてくれるでしょう。
量の多い仕事でも、同僚に手伝ってもらえれば、早く終わるでしょう。
人の協力が得られれば、難しい仕事もスムーズに進み、早く完了します。
自分ではできそうにない仕事なら、すぐ人に頼る人もいるのではないでしょうか。
もちろん人を頼るのはいいのです。
仕事の進行が停滞すると、時間ばかりが過ぎていきます。
自分だけでできないなら、人の力を借りるのは、恥でも罪でもありません。
自分一人では対処が難しい仕事なら、素直に人を頼るのが得策です。
しかし、ここに注意点があります。
人を頼るのはいいですが、最初から頼るのは避けたほうがいいでしょう。
まだ努力も何もしていない段階から人を頼るのは、真面目とは言えません。
「自分で努力する」というプロセスが省略されています。
あっさり諦めているように見えます。
すぐ人に頼ると「諦めやすい」「仕事の責任感が足りない」と判断され、悪印象につながるかもしれない。
これでは不真面目な人と思われても仕方ないのです。
真面目になりたいなら、まず自分なりに努力しましょう。
疑問や不明点があれば、自分なりに調べる。
方法がわからなくても、自分なりに試行錯誤してみる。
仕事量が多くても、1人でできる方法はないか、知恵を絞ってみる。
たとえ難しそうな仕事でも、まず自分なりに努力してみる姿勢が大切です。
試行錯誤を繰り返し、考え抜く。
全部できそうになければ、できるところまで進めてみる。
努力の過程の中で、知識や技術を身につけたり、論理的思考力が鍛えられたりできます。
難しい仕事を対応するから、自分の成長にとって有効です。
また、難しそうに見える仕事であっても、そう見えるだけかもしれません。
実際に取り組んでみると、意外と簡単に達成できる可能性もあるでしょう。
先入観や固定観念で「難しい」「できるはずがない」と思い込んでいる可能性もあります。
自分なりに努力をして頑張って、それでもできなかったとき、初めて人を頼ります。
そうすれば、上司や先輩は、快く助けてくれるでしょう。
最初から人を頼るのではなく、まず自分なりに努力したい。
自分で努力する人こそ、真面目な人です。