「なかなか真面目になれない」
そんなときは、自分が真面目を心がけることで喜んでくれる人をイメージしてみましょう。
真面目は、真剣で誠実というだけでなく、誰かを喜ばせる習慣でもあります。
あなたが真面目になることで、誰が、どう喜ぶでしょうか。
もちろん完全に自己完結の仕事もあるかもしれませんが、大半の仕事は人に関係しているはずです。
自分が真面目になることで、喜ぶ人をイメージすれば、自然と真面目に行動したい気持ちが湧いてきます。
たとえば、仕事です。
与えられた仕事は、お客さんから期待されている仕事です。
ミスも遅滞もなく、きちんと果たすことで、喜んでいるお客さんをイメージします。
「ありがとう!」
「本当に助かります!」
「素晴らしい出来栄えですね!」
笑顔で喜んでいるお客さんをイメージできれば、真面目に仕事をしたい気持ちになるでしょう。
早く働きたくて、体がうずうずしてくるはずです。
「お客さんの笑顔のため」という気持ちは、健全なモチベーション。
手抜きをせず、丁寧に仕事をしたくなります。
怠けたい気持ちがあっても、喜んでくれる人をイメージできれば、気合を入れて頑張ろうと思うでしょう。
なかなかうまくいかなくても、根気と集中力を発揮して、何とかやり遂げたくなるはずです。
友人と待ち合わせの約束をするとします。
あなたが、遅刻することなく約束の待ち合わせ場所に到着することで、友人はどんな笑顔で喜んでくれるでしょうか。
時間どおりに到着することで、友人を安心させることができるでしょう。
「来るのが早いね!」
「久しぶりだね!」
「会いたかったよ!」
喜んでいる様子が思い浮かべば、怠けず忘れず、約束の時間を守りたくなるでしょう。
やる気が出なくて体がだるく感じても、気持ちを引き締めて動きたくなるはずです。
勉強をする場面があるとします。
真面目に勉強をすれば、学力が上がるだけではありません。
試験で好成績を残せば、親や先生から褒められるでしょう。
「高得点だね!」
「よく頑張ったね!」
「努力家だね!」
親や先生が喜んでいる様子が目に浮かべば、自然と真面目に勉強をしたくなるはずです。
なかなか解けない問題があっても、簡単に諦めず、頑張ろうと思えるはずです。
自分が真面目になることで、喜ぶ人をイメージできれば、サボりたくてもサボりにくくなる。
だらだらした気持ちが引き締まり、重い体も軽くなるでしょう。
喜んでくれる人をイメージすると、真面目な気持ちをかき立てることができるのです。
あなたの心には、やる気を生み出すエンジンが存在します。
喜んでくれる人をイメージすると、やる気のエンジンが動き出し、怠け心を吹き飛ばしてくれるのです。