貯金をするなら、目標額の設定をおすすめします。
目標額を設定しないで貯金を始めることもできますが、曖昧な状態になりがちです。
たしかに貯金が多ければ多いほどよいものですが、それでは終わりがありません。
目標額のない貯金は、終わりのない戦いです。
貯金してばかりでは、いくら貯まったときに使っていいかわかりません。
「とにかくお金を貯めよう」「少しでもたくさん貯金しよう」というだけでは、具体性に乏しい。
いくらお金を貯めても、まだ足りない気がしてきて、心が落ち着きません。
いくらお金を貯めればいいかわからないと、なかなか貯金のモチベーションも上がりません。
そこで必要なのが、貯金の目標額です。
目標とする貯金額を設定しておくと、どれだけお金を貯めればいいかわかるようになります。
お金が貯まるにつれて「目標額まで、あと20万円」と具体的な数字でわかります。
「もう少し頑張ろう」と踏ん張りやすくなります。
気持ちをコントロールしやすくなるため、衝動買いを抑止できます。
無駄遣いが減って、節約もはかどります。
目標額を達成したら旅行に行く話にしておくと、将来に夢ができて、さらにモチベーションが高まります。
やみくもに貯金するのではなく、具体的な目標額を設定しておきましょう。
ただし、目標額の設定の仕方に注意点があります。
貯金の目標額は、あくまで現実的なラインに設定しておきましょう。
一生かかっても貯めることができないような目標額では、実感が湧きにくいため効果が半減します。
目標額を設定するなら「頑張れば、数カ月で達成できそう」という程度がいいでしょう。
現実的な目標額だからこそ、実感が湧きやすくなって、モチベーションが高まります。
貯金は、目標額を設定したほうが、貯まりやすくなるのです。