節約を徹底するなら、何もしないに尽きます。
あらゆる欲を排除して、余計な行動を控えれば、出費は抑えられるでしょう。
外食もしない。
出かけることもない。
人付き合いもしない。
あらゆる行動を禁止すれば、たしかにお金は貯まりやすくなります。
しかし、いくら節約とはいえ、何から何まで切り詰めればよいわけではありません。
節約にも限度があります。
無駄な部分だけでなく、必要な部分まで節約してしまうと、人生の充実を損ないます。
本当に必要なことには、きちんとお金を使いましょう。
たとえば、スキルアップです。
英語・料理・パソコンなど、生活に役立つスキルの習得にはお金が必要です。
スキルアップのお金まで削っていては、自分を高めていけません。
身につけたい能力があるなら「自己投資」という考え方で、お金を使うことが大切です。
また、仕事に必要な書籍代も欠かせません。
仕事で必要な本まで購入を控えていると、仕事に支障が出ます。
仕事で頻繁に利用する本なら、借りるより買ったほうが便利です。
特に専門的な本は、図書館に置いていない場合が多いため、個人で購入するしかないでしょう。
忘れてならないのは、趣味です。
一見すると無駄に思える出費ですが、趣味は心の充実とストレス発散に役立ちます。
趣味すら禁止の同棲になると、心は貧しくなって、生活が色あせていくでしょう。
すべて切り詰めた生活ばかりでは、ストレスもたまる一方。
趣味に制限ばかりの同棲では、苦しくなります。
あくまで常識の範囲ですが、趣味も必要な出費として考えたほうが、豊かな同棲生活を実現できます。
前もってパートナーに話をして、理解を得ておくといいでしょう。
何から何まで節約するのではなく、本当に必要なことには、きちんとお金を使いましょう。