あなたは毎月、いくらずつ貯金をしていますか。
節約精神のある人なら、将来のことを考えて、貯金の目標金額を決めている人も多いのではないでしょうか。
夢を叶えるにはお金が必要です。
不測の事態が発生したときも、お金が頼りになります。
もちろん貯金の目標金額は素晴らしい習慣です。
貯金の目標金額を設定しておけば、モチベーションが向上して、お金も貯まりやすくなります。
貯蓄を促す工夫の一環として、入ってくる給料から、貯蓄用のお金を天引きしている人も多いでしょう。
しかし、節約ばかり考えていると、お金を使わない方向に意識が向きがちです。
貧乏性の人は、貯金の目標金額しかありません。
貯金の目標金額しかないと、節約・倹約の意識だけが強くなり、お金にけちけちしやすくなります。
そこで貯金の目標金額とは別に、もう1つ設定しておきたい目標金額があります。
消費の目標金額です。
「消費をしなければいけない」という目標の金額です。
目標金額の範囲なら、自由に使ってもよいことにします。
たとえば、消費の目標金額として「毎月3万円」を設定したとします。
できるだけ3万円は消費できるよう、外食・映画・温泉など、自由に楽しむようにします。
うっかり無駄遣いをしてしまっても、消費の目標金額の範囲ならよしとします。
悔しい気持ちは、授業料と考えれば、失敗経験も生かされるでしょう。
消費の目標金額を決めておけば、消費に対する抵抗感や罪悪感が減るため、けちけちした性格に苦しまなくて済みます。
同時にお金を使いたいポジティブな気持ちも湧いてくるでしょう。
消費の目標金額に届きそうになければ「もう少し贅沢ができるね」と自分を許すこともできます。
お金を貯めつつ、消費を楽しむことができるのです。