「緊張して寝られない」
緊張しているときは、強い興奮のため、なかなか寝られません。
横になっていても目をつぶっているだけ。
一向に眠気がやってくる様子がない。
寝られないと、翌日は睡眠不足になってしまいます。
寝よう寝ようと思えば思うほど、余計に緊張が高まってしまう。
いつまで経っても寝られる気配がなく、悩み苦しむ人も多いのではないでしょうか。
さて、緊張して寝られないときにどうするか。
対処法は数多く存在しますが、大きく分けると2種類しかありません。
「緊張の原因に関係したことをする方法」と「緊張の原因に関係しないことをする方法」です。
最も一般的な方法といえば、緊張に関係しないことをする方法でしょう。
たとえば、読書・マッサージ・ストレッチ体操・アロマセラピーなどです。
ホットミルクやココアを飲んだりクラシック音楽を聴いたりするのも、神経の高ぶりを抑えるのに有効です。
ぼんやりテレビを見るのも、人によっては有効でしょう。
緊張の原因に関係ないことをすることで、緊張から注意をそらすことができ、気持ちがリラックスします。
緊張がほぐれるにつれて自然な眠気が出てきて、うまく寝られる場合があります。
もう1つの方法は「緊張の原因に関係したことをする方法」です。
緊張の原因に関係したことをすれば、余計に緊張して寝られなくなると思いますが、そうとも限りません。
緊張の原因に関係したことをすることで、焦り・不安・心配が軽くなり、寝やすくなる場合があります。
たとえば、翌日にプレゼンがあるため、緊張して寝られない状況があるとします。
そんなときは、一度寝るのを諦め、翌日のプレゼン資料を見直します。
プレゼン資料を眺めていくうちに、焦り・不安・心配が軽減されます。
だんだん心が落ち着いて、自然な眠気が出てくる場合があります。
さて、どちらの方法が適しているかは、時と場合によって判断が変わります。
判断の目安としては「どちらのほうがリラックスできるか」という点で考えてみてください。
一方とは限らず、場合によっては両方試したほうがいいこともあります。
寝られない原因が緊張なら、リラックスを促す選択肢を選べば間違いありません。