ネガティブ思考の人は、被害妄想に要注意です。
ネガティブ思考になっていると、性格上、被害妄想に発展しやすい傾向があります。
根拠も証拠もないのに、悪いほうに考えてもよくありません。
一度冷静になったうえで現実を振り返り、被害妄想をすることがないよう考え方を改めることが大切です。
自分の偏った考え方に気づき、できるだけ被害妄想の解消を目指しましょう。
軽微な被害妄想なら、ポジティブ思考を身につけることで大幅な改善が期待できます。
ただし、すべての被害妄想がポジティブ思考で改善できるとは限りません。
被害妄想とはいえ、病的なほど重度の場合は話が変わります。
特に幻聴や幻覚が目立つなら要注意。
被害妄想が日常生活に支障が出るほど重度なら、単なる性格の問題ではなく、ある病気の可能性があります。
「統合失調症」です。
統合失調症とは、幻覚・幻聴・妄想が生じて、考え方・感じ方・行動習慣などに統一感がなくなる精神的な病気です。
青年期に発症することが多いのが特徴です。
発症の原因は、残念ながらいまだ解明されていません。
現在のところ、完治は難しい病気ですが、薬によって症状の緩和が可能です。
病院で診てもらうなら「精神科」「神経科」「精神神経科」が対象です。
心理的に受診しにくいかもしれませんが、放置したところで自然と治る病ではありません。
統合失調症は、完治が難しい病の1つといわれています。
統合失調症の死亡率は、健常者より2.0倍から2.5倍ほど高いデータもあり、放置は危険です。
自己判断に頼らず、専門医の受診をおすすめします。