執筆者:水口貴博

あがり症を克服する30の方法

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1回ミスをしよう。そうすれば、気持ちが楽になる。

1回ミスをしよう。そうすれば、気持ちが楽になる。 | あがり症を克服する30の方法

緊張をほぐす方法として、一風変わった方法があります。

「わざと1回ミスをする」という方法です。

「そんなことをすれば、発表が台無しになる」と思うかもしれません。

もちろん大げさなミスをするわけではありません。

ひどいミスや失敗は、確実に発表の評価を落とすでしょう。

致命的なミスや失敗は避けたほうがいいのは間違いありません。

ここでいう「ミス」とは「発表に悪影響を与えない程度の軽微なミス」と考えてください。

最初からミスを計画しておき、意図的に緊張をほぐす方法です。

私たちが人前で発表を行うとき、1つもミスをしないように心がけようとするのが普通です。

しかし、完璧主義は緊張を促す原因の1つ。

1つのミスも許さない姿勢は素晴らしいですが、かえってプレッシャーが強くなり、緊張を促すことがあります。

そこで、わざと早めに1回ミスをすることで完璧を崩しておけば、緊張をほぐせます。

たとえば、冒頭の挨拶で、わざと簡単なミスをします。

「皆さん、おはようございます。あっ。『こんばんは』のほうが正しいですね」

このくらいの言い間違いなら、誰もが笑って許してくれるでしょう。

うまく笑いを誘って場の雰囲気を和らげることもでき、一石二鳥です。

わざと小さなミスをしておくと、うまく緊張がほぐれ、リラックスできるでしょう。

軽微な言い間違いなら、発表に大きな支障はないでしょう。

滑舌が悪くて言い間違えることは誰でもあること。

ささいな言い間違いなら、聞き手も「たまたま言い間違えたのだろう」「舌を噛んだのかもしれない」と気にしません。

ちょっとした勘違いも、多くの人が笑って許してくれるはずです。

あくまで発表に悪影響のない範囲ですが、興味関心があれば、取り入れてみるといいでしょう。

あがり症を克服する方法(25)
  • 発表に悪影響を与えない程度のミスを1回して、緊張をほぐしておく。
一瞬で緊張がほぐれる、3つの開き直りの言葉。

あがり症を克服する30の方法

  1. あがり症の克服は、誰でも可能。
  2. あがり症の克服には「必ず克服する」という決意が欠かせない。
  3. 精神論だけで、あがり症は克服できない。
  4. あがり症の克服に大切なのは2つ。
    「場数」と「成功体験」。
  5. 成功体験は、素直に喜ぶことが大切。
  6. ほかの人と比べると、余計な緊張を招く。
  7. 立派に見せようとしない。
    普通で十分と考える。
  8. あがり症を克服できた人の共通点は、小さな成功体験を積み上げていること。
  9. あがり症の克服に、焦りは禁物。
  10. 「緊張してはいけない」と考えてはいけない。
  11. 緊張している自分を責めない。
  12. 「緊張するかもしれない」「あがってしまうかもしれない」と考えてはいけない。
  13. あがるから話せなくなるのは誤解。
    話さないからあがってしまうのだ。
  14. あがり症の人は、体を鍛えよう。
  15. 有酸素運動で、発汗と心拍数の上昇に慣れておく。
  16. あがってしまうのは、まだ本当に集中できていない証拠。
  17. 鏡の前で練習をする。
    鏡に映った自分の目も、人目の1つ。
  18. 授業・集会・会議は、人目に慣れる機会になる。
  19. わざと派手な服装で外出して、人目に慣れておく。
  20. ボイスレコーダーも、使い方を工夫すれば、緊張対策の武器になる。
  21. 普段から笑わない人が、本番だけ笑うのは難しい。
  22. マイクとはいえ、あがり症の人にとっては重要な練習対象。
  23. あがり症の人は、1番手を狙え。
  24. 原稿に頼りすぎると、かえって緊張を促す。
  25. 1回ミスをしよう。
    そうすれば、気持ちが楽になる。
  26. 一瞬で緊張がほぐれる、3つの開き直りの言葉。
  27. 「話し方講座」「スピーチ教室」を頼ってみる。
  28. 「最初で最後」と思えば、なけなしの気力が奮い立つ。
  29. 見られることが快感に変われば、あがり症は、ほぼ克服できたのも同然。
  30. あがり症で過呼吸になったときの対処。

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