人前で発表する勇気が出ないとき、自分にこう言い聞かせてください。
「この経験は、最初で最後だ」と。
スピーチ・プレゼン・面接などは、人生に一度しかない経験です。
「何度も経験できる」「何度も経験したことがある」と思う人もいるかもしれませんが、厳密には違います。
状況をよく観察すると、一つ一つは別々の経験です。
時間・場所・聞き手などが変わると、似た状況はあっても、完全に同じ状況はありません。
スピーチやプレゼンは、基本的に一発勝負の世界。
本番が終わってからやり直せません。
面接は、就職活動で何度も経験するように思えますが、応募企業が変われば雰囲気も変わります。
たとえ同じ企業の面接でも、1次面接・2次面接・最終面接では、それぞれ雰囲気が変わります。
だから、最初で最後。
どれも人生でたった1回しかできない貴重な機会です。
完全に同じ経験は二度とできません。
何事も「最初で最後」と思いながら立ち向かうことです。
「最初で最後」という自覚を持ち、きちんと体験しておきましょう。
経験に対する感謝と希少価値をしっかり感じることができます。
メンタルの弱い人であっても、なけなしの気力が出やすくなります。
恥ずかしい経験だったとしても、後から「経験できてよかった」と思えるようになります。
メンタルが弱いからこそ「最初で最後」という言葉を自分に言い聞かせてください。
なけなしの気力が奮い立ち、困難に立ち向かえるようになります。