緊張すると、どきどきして心拍数が上がります。
冷や汗をかくと、シャツが湿ります。
どちらも緊張したときに起こる生理現象。
個人差はありますが、よほど慣れていない人でないかぎり、発汗や心拍数の上昇は避けられません。
ベテランであっても、多くの人前で話す際は、汗をかいたり心拍数が上昇したりします。
特に運動不足の人が、本番で急に発汗や心拍数の上昇を経験すると、体は驚きます。
緊張の程度は小さくても、体が慣れていないと、過剰に反応しやすくなります。
必要以上に体の調子が狂うため、なかなか緊張をほぐしにくくなります。
最悪の場合、失禁という可能性もゼロではありません。
緊張による体の変化に耐えるためにも、普段から発汗と心拍数の上昇に慣れておくことが大切です。
そのポイントが、有酸素運動です。
たとえば、ランニングやエアロビクスです。
有酸素運動を行うと、発汗や心拍数の上昇に慣れることができます。
緊張しにくい人を「心臓が強い」と表現することがありますが、まさに心臓を鍛える状態です。
有酸素運動で心肺機能を鍛えると、発汗と心拍数の上昇に強くなるため、緊張による体調不良を防ぎやすくなります。
たとえ緊張したとしても、体への悪影響を最小限に抑えることができます。
もちろん有酸素運動は健康にも有効です。
仕事は、体が資本です。
体が丈夫であってこそ、仕事にも打ち込める。
有酸素運動で体力や持久力が向上すれば、仕事においても根気や集中力を発揮しやすくなります。
体が丈夫であればあるほど、仕事も精力的にこなせます。
緊張だけでなく、仕事をスムーズにするためにも、有酸素運動を通して体を鍛えておきましょう。