執筆者:水口貴博

あがり症を克服する30の方法

15

有酸素運動で、発汗と心拍数の上昇に慣れておく。

有酸素運動で、発汗と心拍数の上昇に慣れておく。 | あがり症を克服する30の方法

緊張すると、どきどきして心拍数が上がります。

冷や汗をかくと、シャツが湿ります。

どちらも緊張したときに起こる生理現象。

個人差はありますが、よほど慣れていない人でないかぎり、発汗や心拍数の上昇は避けられません。

ベテランであっても、多くの人前で話す際は、汗をかいたり心拍数が上昇したりします。

特に運動不足の人が、本番で急に発汗や心拍数の上昇を経験すると、体は驚きます。

緊張の程度は小さくても、体が慣れていないと、過剰に反応しやすくなります。

必要以上に体の調子が狂うため、なかなか緊張をほぐしにくくなります。

最悪の場合、失禁という可能性もゼロではありません。

緊張による体の変化に耐えるためにも、普段から発汗と心拍数の上昇に慣れておくことが大切です。

そのポイントが、有酸素運動です。

たとえば、ランニングやエアロビクスです。

有酸素運動を行うと、発汗や心拍数の上昇に慣れることができます。

緊張しにくい人を「心臓が強い」と表現することがありますが、まさに心臓を鍛える状態です。

有酸素運動で心肺機能を鍛えると、発汗と心拍数の上昇に強くなるため、緊張による体調不良を防ぎやすくなります。

たとえ緊張したとしても、体への悪影響を最小限に抑えることができます。

もちろん有酸素運動は健康にも有効です。

仕事は、体が資本です。

体が丈夫であってこそ、仕事にも打ち込める。

有酸素運動で体力や持久力が向上すれば、仕事においても根気や集中力を発揮しやすくなります。

体が丈夫であればあるほど、仕事も精力的にこなせます。

緊張だけでなく、仕事をスムーズにするためにも、有酸素運動を通して体を鍛えておきましょう。

あがり症を克服する方法(15)
  • 有酸素運動で、発汗と心拍数の上昇に慣れておく。
あがってしまうのは、まだ本当に集中できていない証拠。

あがり症を克服する30の方法

  1. あがり症の克服は、誰でも可能。
  2. あがり症の克服には「必ず克服する」という決意が欠かせない。
  3. 精神論だけで、あがり症は克服できない。
  4. あがり症の克服に大切なのは2つ。
    「場数」と「成功体験」。
  5. 成功体験は、素直に喜ぶことが大切。
  6. ほかの人と比べると、余計な緊張を招く。
  7. 立派に見せようとしない。
    普通で十分と考える。
  8. あがり症を克服できた人の共通点は、小さな成功体験を積み上げていること。
  9. あがり症の克服に、焦りは禁物。
  10. 「緊張してはいけない」と考えてはいけない。
  11. 緊張している自分を責めない。
  12. 「緊張するかもしれない」「あがってしまうかもしれない」と考えてはいけない。
  13. あがるから話せなくなるのは誤解。
    話さないからあがってしまうのだ。
  14. あがり症の人は、体を鍛えよう。
  15. 有酸素運動で、発汗と心拍数の上昇に慣れておく。
  16. あがってしまうのは、まだ本当に集中できていない証拠。
  17. 鏡の前で練習をする。
    鏡に映った自分の目も、人目の1つ。
  18. 授業・集会・会議は、人目に慣れる機会になる。
  19. わざと派手な服装で外出して、人目に慣れておく。
  20. ボイスレコーダーも、使い方を工夫すれば、緊張対策の武器になる。
  21. 普段から笑わない人が、本番だけ笑うのは難しい。
  22. マイクとはいえ、あがり症の人にとっては重要な練習対象。
  23. あがり症の人は、1番手を狙え。
  24. 原稿に頼りすぎると、かえって緊張を促す。
  25. 1回ミスをしよう。
    そうすれば、気持ちが楽になる。
  26. 一瞬で緊張がほぐれる、3つの開き直りの言葉。
  27. 「話し方講座」「スピーチ教室」を頼ってみる。
  28. 「最初で最後」と思えば、なけなしの気力が奮い立つ。
  29. 見られることが快感に変われば、あがり症は、ほぼ克服できたのも同然。
  30. あがり症で過呼吸になったときの対処。

同じカテゴリーの作品

2:37

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION