体を鍛えるには、筋トレです。
重いダンベルを持ったりジョギングをしたりなど、体に適度な負荷を与えます。
筋肉の損傷と超回復によって、どんどん体が丈夫になります。
では、心を鍛えるにはどうすればいいのでしょうか。
「困難に立ち向かう」「恥ずかしいことを経験する」など方法はさまざまですが、もっと身近なところに存在します。
いらいらしたとき、耐えるだけでいいのです。
最近いらいらしたのは、いつですか。
物事が思いどおりに進まないと、発作的に興奮して、怒りが爆発しそうな瞬間があります。
しかし、いらいらしてその場で爆発させるのはいけない。
いらいらを相手にぶつけると、喧嘩の始まりです。
言い方を変えれば「自制心をコントロールできなかった」と言えます。
たしかに大変な状況です。
だからこそ、ぐっと耐える。
「我慢すればいいだけではないか」と思いますが、なかなか大変なこと。
興奮している自分を落ち着かせるのは、興奮しているときほど難しい。
特に自分のプライドを傷つけられるようなことをされると、一気に興奮が高まります。
とにかく耐える。
ぐっと耐えるとき、心に適度なストレスが加わって、強くなっています。
ストレスが、心を鍛えるダンベルの役割を果たします。
すべてのいらいらは、心を鍛えるチャンスです。
「ここが踏ん張りどころ」と思えば、いつもより耐えやすくなります。
耐えきった後には心が鍛えられ、器が一回り大きくなっています。
さて、ため込んだストレスは、そのままではいけません。
ため込んだままでは、ストレスが増える一方。
いらいらする場面が過ぎ去れば、別の場所で健康的に発散させましょう。