「好きかわからなくなった」
別れ話を切り出すときに、よく聞かれる言葉の1つです。
特に相手を傷つけたくない気持ちが強いとき、自然に浮かびやすい言葉でしょう。
とげのない言い方なので、相手を傷つけることなく別れをうまく表現できると思うかもしれません。
しかし、この一言には要注意です。
「好きかわからなくなった」という言い方は、別れたい意味がスムーズに伝わるとは限らないからです。
「昔のような状態に戻りたい」という意味として受け止めるかもしれません。
「少し冷却期間をおきたい」という意味に受け止めることもあるでしょう。
「好きかわからなくなった」という言い方は、意図が曖昧なので誤解を招きやすい。
別れの意味なのか、仲直りの意味なのか、冷却期間を置きたい意味なのかはっきりしません。
たとえ別れの意味が伝わったとしても、考えが固まっていない様子もうかがえます。
相手は「まだやり直しができる」と思い、引き止めてくるでしょう。
「好きかわからなくなった」と濁すくらいなら「好きな気持ちがなくなった」とはっきり言うほうが、まだわかりやすい。
「会いたい気持ちがなくなった」「愛情を注げなくなった」「恋愛感情が冷めた」などの言葉もOKです。
「もう恋が終わったので別れたい」という意味が伝わる言葉を使って、別れ話を切り出しましょう。