傷つけまいとして、別れ話を切り出さない人がいます。
別れ話を切り出すと、相手を悲しませたり苦しませたり落ち込ませたりします。
時には恨まれたり怒らせたりするかもしれない。
別れの決意をしたものの、さまざまな不安があるため、なかなか切り出さない人がいます。
しかし、傷つけまいとして別れ話を切り出さない人が、一番嫌われます。
人間には、3つの貴重な資源があります。
時間・お金・労力です。
別れの決意が固まっているにもかかわらず交際を続けるのは、相手の貴重な資源を無駄に消耗している状態です。
なかなか別れ話を切り出さない間にプレゼントをもらえば、結局、処分することになりかねません。
後になればなるほど、別れ話を切り出したとき、嫌われます。
「不毛な時間を過ごした」
「プレゼントが無駄になった」
「なぜもっと早く言ってくれなかったのか」
なかなか別れ話を切り出さなかったことで、相手をもっと傷つけることになります。
傷つけるのは仕方ありません。
別れでは、傷を小さくすることはできても、完全になくすのは困難です。
別れ話では、大なり小なり、傷ついたり傷つけたりします。
ですから、別れの決意が固まったなら、余計な先延ばしは不要です。
傷つけるのを覚悟の上、できるだけ早く別れ話を切り出したほうがお互いのため。
本気で相手の幸せを願うなら、傷つけるとわかっていても、早めに別れ話を切り出したほうがいい。
そのほうが、お互い無駄な時間を過ごさなくて済むだけでなく、別れの傷も最小限に抑えられます。