別れ話を切り出すと、相手は焦って取り乱すでしょう。
別れ話に取り乱すのは当たり前。
しかも特別な状況なので、今まで見たこともないような取り乱し方をすることがあります。
あたふたしながら大声を出す。
急に子どものような話し方になる。
鼻水を垂らしながら泣きわめく。
驚いた顔が間抜けな表情になっている。
動揺した様子は、少し滑稽に見えるかもしれません。
このとき、取り乱す相手を見下すことがないように気をつけましょう。
「泣き顔がばかみたいだよ」
「こんなことで取り乱すなんて情けない」
「そんなことで泣いてどうするの?」
普通に考えて、相手が取り乱すのはショックだからです。
それだけあなたを愛していることがわかります。
にもかかわらず、取り乱す相手を見下すと、ますます不快にさせ、別れ話がもつれる原因になります。
真剣に引き止めようとしているのに、きちんと伝わっていないと不満を持つでしょう。
別れ話は常に真剣勝負。
余計な笑いも軽蔑も不要です。
取り乱す相手を見下さず、優しく受け入れましょう。
「急な話だよね。驚かせてごめんね。私のわがままを許して」
むしろ泣くほどあなたを愛してくれることに感謝することです。
取り乱す様子であっても、真面目に受け止めたほうが、相手は落ち着きを取り戻しやすくなります。