先輩・上司・先生から叱られた。
こんなときは、すっかり落ち込むでしょう。
自分が悪いと何も言い返せません。
ただただ自分が情けなくて恥ずかしくて、涙がこぼれそうになります。
中には「なぜ自分ばかり叱られるのだろう」と、不満を抱く人もいるかもしれません。
しかし、叱られるのは、本当は喜ばしいことです。
叱られるのは、あなたが頑張っている証拠だからです。
先生や上司が叱ってくれるのは、あなたに叱るだけの価値があると認めています。
もしあなたが頑張っていない人間ならどうなるでしょうか。
「叱るだけ時間の無駄」
「どうせ叱っても意味がないだろう」
あなたに叱る価値がなければ「叱る価値すらない」と思われ、何も言われないはずです。
叱られなくなるのが一番つらい。
無言で「人間失格」のレッテルを貼られ、涙が出そうになるのです。
叱られているうちが華です。
よく叱られるなら、よく頑張っているのでしょう。
叱られているのは「あなたに成長してもらいたい」という期待の裏返しです。
遠回しに、頑張っているあなたを褒めている状態でもあります。
わざわざ悪い点を指摘してもらえるのは、ありがたいことです。
「叱ってくださって、ありがとうございます。助かります」と、感謝をしてもいいくらいです。
落ち込んだりむかむかしたりするかもしれませんが、ぐっとこらえ、指摘は前向きに受け止めましょう。
きちんと反省すれば、いずれ叱られるところがなくなります。
素晴らしい成長を遂げた、輝く存在になっているのです。