面接では、転職前の職場について聞かれることがあります。
転職希望者の背景を知るため、まずどんな企業に勤め、どんな職場環境だったのかを知りたいと考えます。
ところがここで、思わぬ失態を犯す人がいます。
転職に失敗する人は、前の職場を非難するのが特徴です。
「仕事が多い割に、給料が少なかった」
「職場環境が悪くて、仕事に集中しにくかった」
「仕事のできない上司や部下がいて大変だった」
たしかにそれらは事実かもしれません。
正直な意見かもしれません。
しかし、面接官に愚痴を言っても仕方ない。
むしろ愚痴を言うことで、自分の印象が悪くなり、面接が不利になります。
不平不満を言いやすい人を採用すれば、今度は自社の不平不満を言い始めるのではないかと、不安になるのです。
一方、転職に成功する人は、前の職場に感謝するのが特徴です。
不満のある点があったとしても、あえて伏せます。
良い点に注目して、明るく前向きに話します。
「厳しい上司や先輩がいたが、おかげで仕事を早く覚えることができた」
「ハードな仕事が多いが、しっかり技術を身につけられた」
「今の自分がいるのは、上司や先輩のおかげ。本当に感謝している」
感謝ができる人物であることが伝わり、好印象です。
悪い点があったとしても、見方を変えて、良い点を強調するように心がけましょう。