総合職と一般職。
就職活動では、この2つの言葉を、ひんぱんに目にします。
1986年の男女雇用機会均等法の施行によって、男女を区別した求人募集ができなくなりました。
その代わり、総合職と一般職という名前で、求人の区別をするようになりました。
これを「コース別採用」といいます。
総合職とは、総合的な判断を必要とする業務を行う職です。
主に日常業務以外の、企画立案や商品開発などを対応します。
転居を伴う人事異動があります。
その代わり、昇進や昇級には際限がありません。
努力しだいによっては、管理的立場になることも可能です。
「キャリアアップを目指すなら総合職」と考えればいいでしょう。
女性が総合職に就く場合、給料は男性並みになりますが、仕事内容も男性と同じ扱いを受けます。
そのため、職場によっては問題にぶつかることがあります。
たとえば、仕事か子どもかの二者択一を迫られることが考えられます。
場合によっては、退職を余儀なくされることもあります。
一般職とは、補助的な業務に従事する職をいいます。
原則として、転居を伴う人事異動はありません。
昇進や昇級が、一定範囲内にとどまるコースです。