「大学では、○○を学びました」
自己PRや志望動機で、よく聞かれる一言です。
もちろん大学で学んだことは、本人の特徴の1つです。
特に専攻科目は、徹底的に学んでいるはずですから、自分の強みとしてアピールしたほうがいいでしょう。
ただし、学んだ事実を伝えるのはいいのですが、それだけでは不十分です。
学業を励んだ様子は伝わるかもしれませんが、それが企業の営利活動にどう生かされるのかがわからないからです。
企業は、利益につながるような人材を求めています。
大切なことは「どう生かせるか」という点です。
大学で学んだことを、企業の利益にどう生かすことができるのかを、具体的に説明することがポイントです。
たとえば、大学での専攻が「女性学」であったとします。
「専攻である女性学を、御社の女性向けの商品開発で、ぜひ生かしたいと考えております」
こうした言い方をすれば、学業と実務経験がつながります。
面接官は、応募者が働く様子を想像しやすくなり、心を動かされるでしょう。
応募者には、実務経験が乏しいですから、それを少しでも補うような説明が必要です。
「企業の利益につながりそうだ」と感じてもらうことで、採用につながりやすくなるのです。