採掘は、地道な作業が印象的です。
採掘者が、地中の深くに貴重な鉱物があることを信じて、地面を深く掘っていきます。
掘った瞬間、鉱物が出てくることはありません。
掘って、掘って、掘り続けます。
あるところまで深く掘ったとき、鉱物を掘り当てるのです。
運がよければ、金鉱かもしれません。
この話は私たちにも通じるところがあります。
考えることも、鉱物を採掘するようなものです。
考えて、すぐ答えが見つかるとは限りません。
答えは、もっと深いところにあります。
わからなくても諦めず、考え続けるのです。
考えて、考えて、また考えます。
ある程度、思考が深まったとき「そうか。わかったぞ」と到達できる考えがあります。
採掘者が、ついに鉱物を掘り当てるのと同じなのです。
もしかするとその考えは、人生を変える知恵かもしれません。
そう考えると、私たちはすべて、鉱物を掘り当てる採掘者と言えます。
採掘場所が、地面の中か、頭の中かの違いだけです。
考えは、深めることが大切です。
また、深める作業が面白いのです。
わからないことがあっても、諦めず、一生懸命考えましょう。
深く考えるほど、素晴らしい答えが見つかる可能性が高くなります。