買い物袋を、両手で持っているときのことです。
買い物袋で両手がふさがり、身動きが取れにくくなることがあります。
ふと思います。
「もう1本、手があればいいのに」と。
手がもう1本あれば、もう1つ袋が持て、もっと自由に買い物ができただろうと思います。
気持ちはわかりますが、ここが大事です。
なぜ人の手は、2本しかないのでしょうか。
欲張りすぎないためです。
神様は、人間が欲張った生き方になりすぎないよう、手を2本だけにしました。
手が3本も4本もあれば、人間はもっと欲張りになっていたことでしょう。
買い物のとき、たくさん持てるからと思い、あれもこれも買ってしまうに違いありません。
買い物のしすぎのため借金をしてしまい、大変な人生になります。
手は、2本だからいいのです。
手が2本のおかげで、人生が丸く収まっています。
2本の手には、神様からの「欲張るのはよくないよ」というメッセージが込められています。
買い物で買いすぎてしまいそうになったときは、自分の手を眺めましょう。
「手は2本しかない。こんなにたくさん買っても持てないね」
はっと、落ち着きを取り戻せます。
分相応が大切です。
2本の手は、ちょうどいい本数です。
手が2本であることに、感謝しましょう。