もちろん贅沢の自慢がいけないわけではありません。
たまには贅沢も必要です。
贅沢はストレス発散にもなります。
贅沢の自慢をすれば、相手から羨ましがられ、気分もいいでしょう。
注意したいのは、贅沢の自慢ばかりになることです。
贅沢の自慢ばかりしていると、相手から「豊かな生活を送っている」という印象が強くなるでしょう。
そこから生活が傾き始めます。
人間は、見栄を気にする生き物です。
羨ましく思われたときの快感が忘れられず、また贅沢をして、自慢します。
一方、贅沢な印象を維持するために、質素な生活がしづらくなります。
生活水準は高くなる一方です。
分相応を越え、無駄な消費がどんどん多くなります。
気づけば、浪費家になっているのです。
自慢するなら、贅沢より倹約です。
「今月は食費を抑えて生活をした」
「最近は節電を意識している」
「今月は食費を節約して、3万円の貯金ができた」
お金や物を無駄遣いしないように努めたことも、立派な自慢になります。
「素晴らしい」「すごいね」と褒められれば、嬉しくなってモチベーションが上がり、倹約を維持しやすくなるでしょう。
相手から笑われるかもしれませんが、それも話題です。
あなたが心がけている倹約を思い出してください。
次に友人と会うときは、ぜひ倹約を自慢しましょう。
自慢するなら、贅沢より倹約なのです。