10代や20代は、自己投資ばかりでした。
未来がありますから、徹底的に学んで、可能性を広げていました。
若いうちに学んだことは、すべて自分のためになります。
ところが30代になると、自己投資の勢いを緩め始める人がいます。
「もう30代だから、自己投資をしても意味がないよね」
「記憶力も衰えたから、今さら勉強しても、身につかない」
自己投資を控えめに考え始めるのです。
たしかに昔に比べれば、記憶力は衰えたかもしれません。
しかし「今さら勉強しても意味がない」と思うのは、大げさです。
記憶力は衰えたとはいえ、記憶できなくなったわけではありません。
むしろ長く生きて経験を積んだ分、文章の内容や意味を、今までより深く理解できるようになるはずです。
これまでの経験を生かした学び方をすればいい話です。
30代でも、自己投資は続けるべきです。
30代こそ、自己投資をするべきです。
30代は、仕事が本当に楽しくなる時期です。
職場では、ある程度のポジションと権限を与えられます。
やりたい仕事をやらせてもらえ、思うように進めやすくなり、仕事が面白くなる時期です。
だからこそ、ますます自己投資が必要なのです。
30代は、やるべきことがあるから、学ぶべきこともたくさんあります。
自己投資に、年齢制限はありません。
あるのは、自分の思い込みです。
記憶力が衰えるのではなく、自分が「今さらやっても意味がない」と思って、自分から年齢制限を作ってしまいます。
人生80年としても、30代は、まだ半分にも達していません。
フルマラソンでいえば、まだ半分すら、走っていないのです。
勢いを落とすには、早すぎます。
10代や20代は、自己投資、一色でした。
そして30代も、まだまだ自己投資は続くのです。