20代までは、親と対等に話ができないものです。
もちろん話はできます。
話はできるのですが、偏りのある会話でした。
親と子では、経験に大きな差があるからです。
親が教える側になり、子どもが教わる側になります。
親は仕事・結婚・子育てを経験している一方、自分にはそれがありませんでした。
経験に大きな差があるため、会話はできても、差のある話でした。
しかし、30代は違います。
30代は、ようやく親と対等に話ができるようになります。
20代で社会人になれば、仕事を通して、ひととおりの社会経験を積むことでしょう。
さらに30代では、結婚や子育てを経験する人も、大半になるはずです。
すると、今まで理解できなかった親の気持ちが、わかるようになります。
仕事・結婚・子育てを経験すれば、いかに親が苦労を重ねていたのか、わかります。
すると、どうでしょう。
お互いが経験者ですから、話が一致して、盛り上がるのです。
今まで差があった親との会話が、ようやく対等にできるようになります。
仕事の苦労、結婚生活の苦労、子育ての苦労などです。
すらすらできます。
本当に快感です。
同時に、驚きもします。
自分は親と30年以上も付き合いがあるにもかかわらず、実は今まで、深い会話が少なかったことに気づくからです。
30代こそ、親ときちんと会話ができる10年です。
今までにない深い会話を楽しみましょう。
スムーズに親との会話が前に進み、会話が盛り上がります。
ようやく今、親と対等に話ができるようになったのです。