30代は、重荷が増え始める時期です。
仕事の責任を背負いながら、部下を持ちます。
パートナーを持ち、家庭を持ち、子どもを持ちます。
家を購入して、多額のローンを背負う人もいるでしょう。
たとえ家を購入していなくても、携帯電話を分割で購入しているなら、借金の1つです。
長期にわたる返済は、心の重荷になります。
30代は、いろいろな物事を背負う時期なのです。
大切なことは、不要な荷物を下ろすことです。
ただでさえ、背負いやすい条件が多い30代ですから、できるだけ身軽になっておかなければいけません。
そこでおすすめしたいのが「30代の大掃除」です。
30歳を区切りに、身の回りのいらない物を、捨てましょう。
「片付ける」より「捨てる」です。
「少し捨てる」より「思い切って捨てる」です。
たとえば、部屋の片付けです。
いらない物は、ためらわず、どんどん捨てましょう。
読み終わった本、いらなくなった雑誌、使わなくなった机などです。
部屋の物が減れば、気持ちもすっきりします。
着ることのなくなった洋服も、思い切って捨てましょう。
服は、消耗品です。
1年間着なかった服は、必要ない証拠です。
「もったいない」という気持ちもあるでしょうが、この機に別れを告げましょう。
クローゼットに余裕ができると、新しい服を買う余裕が生まれ、イメージチェンジする機会にもなります。
携帯電話も要チェックです。
「もう連絡を取ることはないだろう」と思う人のアドレスは、ざっと消したほうがいいです。
「いつか連絡を取るかもしれない」と思っていると、アドレス帳がごちゃごちゃになり、見通しが悪くなります。
物質的にも精神的にも、捨てられる物は、すべて捨てておくのです。
多くを背負う未来に備え、今のうちに捨てられるだけ捨てて、少しでも身軽になっておきましょう。