「35歳」というキーワードしたさまざまな言葉が、飛び交っています。
「転職をするなら、35歳まで」
「起業をするなら、35歳が適齢期」
「35歳を過ぎて、お金持ちになることはない」
もちろんこうした言葉は、参考になります。
多くの統計から導き出された言葉ですから、一定の傾向はあるのでしょう。
参考する分には、いいのです。
しかし、うのみにするのはよくありません。
あくまで傾向であり、絶対ではないからです。
それを証明するのが、転職雑誌や起業雑誌です。
雑誌に掲載されている体験談を見てみましょう。
35歳を超えてから行動してうまくいったケースは、山ほどあります。
ケンタッキー・フライドチキンの創始者カーネルサンダースは、64歳に起業しました。
遅い起業ではありますが、世界的な事業展開に成功しています。
転職や起業などの適齢期は、あってないようなものなのです。
最も恐れたいことは、35歳という年齢を意識しすぎて、早まった行動をしてしまうことです。
焦ってしまうと、冷静な判断を失います。
取り返しのつかない選択をしてからでは、遅いのです。
世間がいう35歳というラインは、あくまで世間の声です。
参考にはなりますが、絶対ではありません。
参考にしつつも、振り回されないことです。
大切なことは「適齢期は自分で決める」ということです。
自分のキャリアや希望に応じて計画を立て、冷静に行動します。
自分の状況に応じた計画が、最も頼りになります。
世間の声より、心の声です。
自分の考えに耳を傾け「今だ」と思ったときが、適齢期なのです。