突然ですが、時計を見て、時刻を確認してみてください。
腕時計でも壁時計でもかまいません。
もちろんスマホやパソコンに付いている時計でもOKです。
時計を見ると、何時何分なのか、正確な時間がわかりましたね。
普通のことであり、特別なことでも何でもありません。
「だから何?」と思うかもしれませんが、ここがポイントです。
時間がわかるというのは、実にありがたいことです。
人類の過去を遡ると、時間がわからなかったという時代が存在していたからです。
以前であれば、現在時刻が正確にはわかりませんでした。
昔は日時計が主流であり、太陽の高さで大まかな時間しかわかりませんでした。
もっと大昔まで遡れば、もはや時計すら存在していなかった時代があります。
初期の人類は、太陽の高さから、朝・昼・晩という大まかな時間帯しか把握できませんでした。
当然ですが当時はライトも街灯もないため、日が沈んだら寝るしかありませんでした。
人類を振り返ったとき、正確な時間がわかるようになったのは最近のことです。
世界で最初の機械式時計は、13世紀のルネサンスの時代といわれています。
ただし機械式は狂いやすく、1日に何秒もずれてしまうのがネックでした。
機械式時計はゼンマイを使うため、定期的に巻き上げる作業も必要でした。
その後時計技術が進化して、水晶振動子を用いたクオーツ式が登場して、小さくて正確な時計が実現しました。
分単位や秒単位まで、一目で正確に確認できるようになりました。
電気で動くので、電池交換も数年に一度で済みます。
ちょっとしたことかもしれませんが、時計を見て今の時間がわかったら、ありがたいことだと思ってください。
時間がわかることは当たり前のことに感じるかもしれませんが、誤解です。
ありがたいことであり、素晴らしいことです。
今まで特に意識していなかったなら、これから意識をして感謝の気持ちを持つようにしましょう。
時計を見る目・時間を見る目が変わるはずです。
秒針の動く音が聞こえるなら、心に響いて聞こえてくるでしょう。
あなたが見ている時計は、多くの人の汗と涙の結晶です。
人類の英知と技術のたまものです。
簡単に時間を確認できることに感謝しましょう。
今日もあなたは、簡単に時間を確認することができました。
時間がわかることは、ありがたいことです。