会って会話をするとき、意味ありげな態度は、相手の様子からなんとなくわかるものです。
恥ずかしがり屋なら、顔を赤らめている様子が、見てわかります。
勇気がなくて言えなければ、もじもじした様子が、見てわかります。
「どうしたのかな」と思えば、気の利いた一言も言えるものです。
「よかったら話を聞くよ。力になるよ」と言って、話の展開を進めることができます。
意味ありげな態度を取る側も「察してほしいな」とひそかに期待しています。
しかし、電話では、相手の姿が見えません。
恥ずかしがったり、もじもじしたりしても、見えません。
「察してほしいな」と思っても、察しにくい状況です。
意味ありげな態度を取っていると、本当に「何もない」と思われるのです。
電話で、意味ありげな態度は不要です。
意味ありげな態度をとっても、すれ違いが増えて、余計にストレスがたまるだけです。
むしろ、はっきり意味のある態度を取るほうがいいのです。
言いたいことは、はっきり言いましょう。
言いにくいことは、勇気を出して言いましょう。
恥ずかしいときには「恥ずかしいな」と、わざわざ言葉に出したほうがいいです。
態度が見えない分、心の内はしっかり表現します。
気持ちを表に出すから、相手にきちんと伝わるのです。