執筆者:水口貴博

感じのいい電話対応の30のマナー

25

留守番電話の「話があります」というメッセージは、感じが悪い。

留守番電話の「話があります」というメッセージは、感じが悪い。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

留守番電話のメッセージで、よく聞かれるフレーズがあります。

「話があります」です。

よくよく考えると、おかしなメッセージです。

話があるから、電話したのです。

電話がかかってきた時点で、話があるのがわかります。

「話があるのはわかっているよ」と、突っ込みを入れたくなります。

しかも「話があります」と念を押されると、内容が気になります。

念を押されていると、良い話より、悪い話を思い浮かべやすくなります。

「何か悪いことをしたのかな」と不安になり、落ち着きません。

もしかすると「お宅が火事です」という連絡かもしれません。

内容が気になって仕方ない。

「話があります」というメッセージは、もはや嫌がらせです。

本人に悪気がないとしても、できるだけ避けたいメッセージです。

留守番電話の用件は、具体的に残すのがマナーです。

「次の待ち合わせ時間について変更させてください。13時はいかがでしょうか。またご連絡いたします」

具体的に言うほうがすっきりします。

「留守番電話に長いメッセージを残すと、迷惑になるのではないか」と思いますが、考えすぎです。

「話があります」という短いメッセージのほうが、はるかに迷惑です。

用件の頭だけでも残しておくほうが、気持ちよく聞けます。

感じのいい電話対応のマナー(25)
  • 留守番電話にメッセージを残すときは、具体的に伝える。
留守番電話に、連絡先も残せば、感じがよくなる。

感じのいい電話対応の30のマナー

  1. 携帯電話が登場して、待ち合わせにずぼらな人間が増えた。
  2. 「もしもし」の最初の一声を、ワントーン上げるだけで、会話は弾む。
  3. 名前がわかっていても、名乗る。
  4. 電話で会話を始める前は、相手の都合をうかがうのがマナー。
  5. 電話の相槌は、強調するくらいで、ちょうどいい。
  6. 見えなくても、相槌の動きはしたほうがいい。
  7. 電話で意味ありげな態度を取っても、相手には伝わらない。
  8. 折り入って話をするときには、事前に短いメールで確認する。
  9. 何かをしながらする電話は、必ず相手にばれる。
  10. 料理中と運転中の電話は、とにかくやめる。
  11. 「後で折り返します」という言い方は、悩まされる。
  12. 人といるときに電話をするなら、一度許可を得ることが大切。
  13. 酔った勢いでする電話は、失敗する。
  14. 急に電話が切れたとき、自分が悪くなくても謝ったほうが、スマート。
  15. 電話を間違えてかけてしまったとき、どう対応していますか。
  16. うつむきながらの電話は、気づかないうちに、会話に悪影響が出る。
  17. どんなに距離が離れていても、会話が弾む共通の話題とは。
  18. レストランの入り口付近で電話をするのは、マナー違反。
  19. 自分の電話番号は、とっさに言えるようにしたい。
  20. 「電話はご遠慮ください」と注意されても、言い返さない。
  21. 一方的に話をしている状態は、会話ではなく、もはや独り言。
  22. 用事のない電話が多すぎて、相手の迷惑になっていないか。
  23. 携帯電話のロックは、自分のためだけでなく、友人のためにかけるもの。
  24. 電話がつながらないことに腹を立てる人は、友人を失う。
  25. 留守番電話の「話があります」というメッセージは、感じが悪い。
  26. 留守番電話に、連絡先も残せば、感じがよくなる。
  27. 知らない電話番号の相手を知る方法。
  28. 電話代を理由に、電話を切らない。
  29. 最後の一言は、3分間、余韻が続く。
  30. すぐ電話を切る人とは、縁も切れる。

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