電話をして、留守番電話になったときのことです。
留守番電話に「折り返し、連絡をください」というメッセージを残すことがあります。
自分から何度か連絡をすればいいのですが、相手に折り返してもらったほうが、都合がいい場合があります。
さて、このときに注意したいことがあります。
「水口です。契約の件でご相談があり、折り返し、連絡をいただけますでしょうか」
ありきたりな伝言ですが、よくない言い方です。
どこが悪いのか、おわかりでしょうか。
連絡先が抜けているのです。
「連絡先は知っているはずだから、わざわざ伝える必要はないだろう」と思いますが、そういう意味ではありません。
礼儀の問題です。
「折り返し電話をください」は、命令です。
自分のために手間をかけるよう、相手に命令するわけです。
人によっては「折り返してください」という言い方で、気分を悪くする人もいるでしょう。
「何さまのつもりだ」と思うのです。
そう思われないためにも、連絡先を残すのがマナーです。
お願いする側の、最低限の礼儀です。
「水口です。契約の件でご相談があり、折り返し、ご連絡をいただけますでしょうか。連絡先は080-1234-1234です。お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いします」
腰を低くしながらお願いすれば、悪い気はしません。
折り返しをお願いする際は、マナーとして自分の連絡を含めて伝えると、感じがよくなるのです。