世間で「人生は楽が一番」という声を、聞くことがあります。
たしかに楽な人生を送ることができれば、快適な毎日を過ごすことができるでしょう。
悩みがなく、仕事もしなくていい楽な人生は、理想的であるように思えます。
しかし、何でも楽を求めようとする姿勢は、よくありません。
本当に楽な人生になると、1日中、ぼうっとして過ごすことになります。
ぼうっと生きている楽な人生は、理想的な人生ではありません。
生きている実感が湧かないからです。
生きている実感がなければ、生きていても、死んでいるようなものです。
楽をして生きるのではありません。
本当に理想的な人生は、有意義に生きることです。
価値のある時間を送り、自分の人生に重みを作ることが大切です。
苦しくてもいいのです。
苦しくても、自分の夢につながる努力なら、乗り越えたときに達成感が得られます。
悩みがあってもいいのです。
悩んでも、自分のやりたいことに関係していれば、楽しく悩めます。
仕事が大変でもいいのです。
自分の仕事によって、誰かが助かり「ありがとう」と感謝される仕事は、気持ちいいです。
苦しんだり悩んだり大変だったりしても、有意義なら、生きている実感が得られます。
生きている実感があってこそ、人生なのです。