風を感じていますか。
「風なんて吹いていない」と思うのは、勘違いです。
外に出て歩けば、多少の風は吹いているものです。
強かったり弱かったりなど、自然の風が流れています。
忙しいと、風の存在を、忘れがちになります。
自分のことで頭がいっぱいになり、周りに気を配る余裕がなくなるのです。
風は、自然のクッションです。
夏には熱い風が吹き、冬には冷たい風が吹きます。
温かい風や冷たい風を、気持ち悪く思うのではありません。
季節感のある、自然の風です。
熱い風は、夏らしいではありませんか。
冷たい風も、冬らしいではありませんか。
ありのままを感じると、心地よく感じます。
風をきちんと感じると、クッションに抱かれているように、気持ちいいものです。
幸せとは、ささいな出来事に気づくことです。
風の存在に気づけない人が、どう日常のささいなことに、気づくのでしょうか。
自然を感じられなくなれば、不自然な人になります。
いま一度、自分に触れる風に、意識を向けてみましょう。
風を感じるとは、季節を感じることです。
風を感じると、季節を体全体で実感できます。
「おや、こんな風が吹いていたのか」と気づけば、今すぐ、心地よい感触を味わえるのです。