執筆者:水口貴博

紳士になる30の方法

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お金を払って、なお腰の低い人がかっこいい。

お金を払って、なお腰の低い人がかっこいい。 | 紳士になる30の方法

マナーの悪い中年男性は、サービスを受ける側になると、態度が急変します。

急に偉そうになるのです。

「お金を払っているんだからサービスしろ」と言わんばかりに、言葉遣いも態度も高飛車になります。

「それくらいサービスしてくれよ」

「これくらいやってくれて当然だよね」

もちろん要求するレベルや内容にもよりますが、その内容が極端です。

お金さえ払えば、何でも言うことを聞くと勘違いしています。

サービス業界では「お客さまは神様。お客さまは常に正しい」という文化があります。

事実、お客さまに満足していただき笑顔になってもらうことがサービス業ですから、この言葉のとおりです。

とはいえ「お客さまは好き勝手にしてよい」というわけではありません。

むしろサービスをしていただける分、お客さまのほうこそ腰の低い姿勢になることが必要です。

「お金を払っているから偉い」と言うわけではないのです。

サービスを受ける権利ができるだけです。

サービス業では、する側とされる側の両方が存在して成り立っています。

どちらの存在も正しいし、どちらの存在も必要です。

「お客さまは神様。お客さまは常に正しい」という言葉もありますが、本当は両者とも神様なのです。

サービス員はよいサービスを提供するために腰を低くし、お客さまはよいサービスを受けられるように腰を低くしたほうがいい。

お互いがお互いのために、腰の低い姿勢にならなくてはならないのです。

もし高飛車な態度を取っていては、サービス員に嫌われます。

本来受けられるべきサービスを受け取ることができなくなってしまうでしょう。

お金を払って、なお腰の低い人がかっこいいのです。

紳士になる方法(24)
  • お客になったからとはいえ、高飛車な態度を取るのはやめる。
そっと近づかない。
後ろからじろじろのぞかない。

紳士になる30の方法

  1. 「マナーが悪い!」と言われないために、品性を身につけよう。
  2. 年を取ると、自然と話が長くなる。
  3. 威張ることを、アピールだと勘違いしない。
  4. マナーの悪い人は「飲みに行こう」としつこく誘う。
  5. しつこくプライバシーを聞かない。
    アドバイスを勝手に話し始めない。
  6. マナーのいい紳士は、静かにユーモアを口にする。
  7. もう一軒、しつこく誘わない。
  8. 自分の趣味に無理やり勧誘しない。
  9. 口の中に食べ物を入れたまま話すのをやめる。
  10. すすっていいものといけないものを区別する。
  11. 考え方は、表情に表れる。
  12. マナーの悪い中年男性は、自分が悪いとわかっていても謝らない。
  13. 人の話を聞かず、自分の話ばかりをしない。
  14. マナーの悪い中年男性は、足を広げて座る。
  15. 相手より先に挨拶を心がける。
  16. マナーの悪い中年男性は、自分は紹介されたがるが、人は紹介しない。
  17. マナーの悪い中年男性は、タバコの我慢ができない。
  18. 自慢と説教はできるだけ控える。
  19. お箸やタバコで指さすのは、マナー違反。
  20. 肘をついて、背中を丸めて食べない。
  21. おしぼりで顔やメガネまで拭かない。
  22. お茶は飲み物。
    口をゆすぐものではない。
  23. 「ちょっと」「お姉ちゃん」という乱暴な呼び方をやめる。
  24. お金を払って、なお腰の低い人がかっこいい。
  25. そっと近づかない。
    後ろからじろじろのぞかない。
  26. 見ず知らずの人を呼び止めようと、いきなり体に触らない。
  27. ハンカチで手を拭きながら、トイレから出るのをやめる。
  28. 人前でベルトを締め直さない。
  29. マナーの悪い中年男性は、トイレの蓋を上げたまま出てくる。
  30. 品のなさは誰も教えてくれない。
    自分で見つけ、身につけよう。

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