執筆者:水口貴博

ビジネスチャンスをつかむ30の方法

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チップは、サービスを受ける前に払うほうがいい。

チップは、サービスを受ける前に払うほうがいい。 | ビジネスチャンスをつかむ30の方法

アメリカには「チップ」という習慣があります。

レストランで支給してくれた店員に対して「ありがとう」という感謝を、具体的な金銭で表現するためです。

基本的に食事が終わって席を離れる際、テーブルの上にチップを置くのが基本です。

およそ、10パーセントから20パーセントが相場です。

もちろん気持ちのいい支給をしてくれた人には、多めにチップを支払います。

日本では、食事料金の中に、心付けの料金が含まれているので、チップを払う習慣がありません。

私はアメリカ留学中、アメリカの習慣にのっとって、当然のようにチップは食後にテーブルの上に置いていました。

そんな、ある日のことです。

隣のテーブルに座っていた、ある紳士的なアメリカ人が「食事前」にチップを支払うという不思議な光景を目にしたことがあります。

それも、チップは少し多めです。

なぜ、そうしているのかは、初めは理解できませんでした。

しかし、その後の変化を目にして、すぐ理由がわかりました。

チップを最初に支払ってもらった店員は、急に機嫌がよくなりました。

紳士は、チップに見合うだけの接客サービスを受けていたのでした。

たしかに高額のチップをいただければ、より質の高いサービスをしようと思うのは人の心理です。

チップは食事が終わってから支払うという常識にとらわれていた私は、度肝を抜かれました。

人の心理をよく理解している彼の行動に、感動を覚えました。

お金は、後から払うより、初めに払うことです。

高いサービスを受けたいと思うなら、高い料金のチップを、初めに支払います。

最初に払うことで店員の機嫌がよくなり、より質の高いサービスを受けやすくなるのです。

ビジネスチャンスをつかむ方法(11)
  • チップは、サービスを受ける前に支払う。
1人が解決した知恵は、みんなに役立つ解決策になる。

ビジネスチャンスをつかむ30の方法

  1. ビジネスで目上の人と親しくなりたいなら、まず貢献から始めること。
  2. お金に対して、悪い印象を持たない。
  3. 逃げたい場所に、チャンスがある。
  4. 時代の流れを読むと、ビジネスチャンスをつかみやすくなる。
  5. 個性を生かして、ビジネスにつなげる。
  6. 感じた時代の流れを、好きなことと絡めて考える。
  7. 感じた時代の流れを、好きな得意技と絡めて考える。
  8. 世の中が向かっている方向を知れば、未来は容易に予想できる。
  9. 今、人気が出ているものは、必ず何か理由がある。
  10. ビジネスは、人の心が動かしている。
    人の心を動かせば、ビジネスが動き始める。
  11. チップは、サービスを受ける前に払うほうがいい。
  12. 1人が解決した知恵は、みんなに役立つ解決策になる。
  13. 「失敗しないように」と思うほど、逆に失敗しやすくなる。
  14. 小さな声で口にした言葉には、ビジネスチャンスが詰まっている。
  15. 身軽でなければ、突然のチャンスはつかめない。
  16. ファーストムーバーが、トップシェアを握る。
  17. ビジネスでは、デザイン重視より、機能性重視。
  18. 理想的な勝ち方は「WIN&LOSE」ではなく「WIN&WIN」。
  19. 自分の特徴を伸ばして、自分にしかできない分野を作る。
  20. 誰より早く行動できる人が、最も大きな金を手に入れることができる。
  21. 宝を掘り当てるより、宝の地図を販売する。
  22. 初体験を求める人が、ビジネスチャンスをつかむ。
  23. 本当のビジネスチャンスは、本には書いていない。
  24. 人間関係がいい人は、お礼を3回言う。
  25. 便利な物を組み合わせると、もっと便利な物が誕生する。
  26. ビジネスをレンタルから始めると、成功しやすくなる。
  27. 自社ビルを建てた会社は、倒産する。
  28. 自分が顧客になり、感動を体験する。
  29. 歴史の本は、最高のビジネス書だった。
  30. ビジネスは、モノポリーゲーム。

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