執筆者:水口貴博

紳士になる30の方法

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人前でベルトを締め直さない。

人前でベルトを締め直さない。 | 紳士になる30の方法

マナーの悪い中年男性は、腰周りのベルトを人前で、平気で締め直します。

そういう場面は、たびたび目にします。

当たり前だと思ってしまい、なかなかそのマナー違反に気づけない。

私が、気づくことができたきっかけは、彼女に指摘されたことでした。

腰周りが気になったのでベルトを締め直していると、彼女が眉をひそめます。

「人前でベルトを締め直すのは、ちょっと控えたほうがいいよ」

初めは「なぜよくないのか」が理解できませんでした。

しかし、彼女の鋭く指摘内容をあらためて考えると、ようやくその恥ずかしさに気づいたくらいです。

男性は男性だから、なかなか気づけない。

ベルトを触って、緩めたその瞬間「これから脱ぐのではないか」と連想してしまいます。

どきっとするのです。

いきなり人前で脱ぎ始めるお笑い芸人がいますが、ああした場面です。

男性は「これくらい別にいいではないか」と思いますが、女性はひどく敏感です。

単に腰周りがきつくて、ベルトを締め直そうとするだけのことです。

何の悪気もありません。

しかし、勘の鋭い女性は、その一瞬のしぐさでさまざまなことを連想して、先のことを察知します。

いやらしいことを連想させるような行為は、できるだけ人前では控えることです。

どうしても腰周りのベルトの締まり具合を調整したければ、お手洗いの中で締め直すことです。

せめて誰もいない場所に移動して、こっそりするくらいの配慮はほしいものです。

紳士になる方法(28)
  • 人前で大胆にベルトを締め直すのは、やめる。
マナーの悪い中年男性は、トイレの蓋を上げたまま出てくる。

紳士になる30の方法

  1. 「マナーが悪い!」と言われないために、品性を身につけよう。
  2. 年を取ると、自然と話が長くなる。
  3. 威張ることを、アピールだと勘違いしない。
  4. マナーの悪い人は「飲みに行こう」としつこく誘う。
  5. しつこくプライバシーを聞かない。
    アドバイスを勝手に話し始めない。
  6. マナーのいい紳士は、静かにユーモアを口にする。
  7. もう一軒、しつこく誘わない。
  8. 自分の趣味に無理やり勧誘しない。
  9. 口の中に食べ物を入れたまま話すのをやめる。
  10. すすっていいものといけないものを区別する。
  11. 考え方は、表情に表れる。
  12. マナーの悪い中年男性は、自分が悪いとわかっていても謝らない。
  13. 人の話を聞かず、自分の話ばかりをしない。
  14. マナーの悪い中年男性は、足を広げて座る。
  15. 相手より先に挨拶を心がける。
  16. マナーの悪い中年男性は、自分は紹介されたがるが、人は紹介しない。
  17. マナーの悪い中年男性は、タバコの我慢ができない。
  18. 自慢と説教はできるだけ控える。
  19. お箸やタバコで指さすのは、マナー違反。
  20. 肘をついて、背中を丸めて食べない。
  21. おしぼりで顔やメガネまで拭かない。
  22. お茶は飲み物。
    口をゆすぐものではない。
  23. 「ちょっと」「お姉ちゃん」という乱暴な呼び方をやめる。
  24. お金を払って、なお腰の低い人がかっこいい。
  25. そっと近づかない。
    後ろからじろじろのぞかない。
  26. 見ず知らずの人を呼び止めようと、いきなり体に触らない。
  27. ハンカチで手を拭きながら、トイレから出るのをやめる。
  28. 人前でベルトを締め直さない。
  29. マナーの悪い中年男性は、トイレの蓋を上げたまま出てくる。
  30. 品のなさは誰も教えてくれない。
    自分で見つけ、身につけよう。

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