生まれたときから家が裕福なら、苦労はしません。
生まれたときから、裕福がすでに実現されています。
お金や衣食住が、十分すぎるほど、たくさんある状態です。
それに比べて、家が恵まれていない人は、貧しいように思えます。
生まれたときから、ほとんどのことが、不十分です。
お金や衣食住が、足りません。
生まれたときから、損をしているような気分になるでしょう。
「もっと裕福な家庭に生まれたかったな」と考えるのも無理はありませんが、大きな誤解です。
実のところ、裕福でない人は、裕福な人より恵まれています。
「できるようになった」という喜びをたくさん味わえる可能性を、たくさん秘めているからです。
最初から裕福な人に比べ、恵まれていない人は、できていないことが多いです。
だからこそ、努力をしさえすれば、最初から裕福な人以上に「できるようになった」という喜びを、たくさん味わえます。
お金を稼ぐ喜びがあります。
衣食住が充実していく喜びがあります。
物の豊かさで、判断するのではありません。
精神的豊かさで、判断するのです。
幸せの本質は、物質的豊かさではなく、精神的豊かさです。
人生では、いかにたくさんの喜びを得られるかが大切です。
貧しい家で育った人ほど、喜びの可能性が秘められています。
努力さえすれば、裕福な家庭で育った人以上に「できるようになった」という喜びを、たくさん味わうことができるのです。