私たちは今、守られて生きています。
家庭に守られたり、学校に守られたり、会社に守られたりです。
親、友人、先生、上司などに守られています。
たくさんのことに守られているおかげで、今日も動揺することなく、平凡な1日を過ごすことができています。
もはや、無菌状態です。
問題なく過ごせるのは素晴らしいですが、守られすぎるのも困りものです。
守られすぎると、精神力が低下します。
ささいなことでひどく取り乱してしまい、自分のコントロールが下手になるのです。
無菌状態にいると、免疫力が低下するのと同じです。
免疫力をつけるには菌が必要であるように、精神力を身につけるためには傷が必要です。
たまには守られていないところに出かけましょう。
必要なのは「動揺する経験」です。
「人生は経験が大切だね」と思いながら、動揺することを恐れていませんか。
動揺する経験がないと、精神力は鍛えられません。
たまには動揺を経験することで、精神力が身につきます。
守られていない場所に行くと、精神的に動揺します。
むかっとしたり、怖がったり、恥ずかしがったり、驚いたり、焦ったりできるような経験です。
誰かに誘われてから、行動するのではありません。
自分から行動するから、意味があります。
自分から飛び込むから、勇気が身につきます。
動揺する経験に飛び込むことで、精神力は鍛えられます。
自分の可能性が広がるのです。