自分の中には、どんな才能があるのか。
それを知る手がかりは、ある日常の一瞬に存在します。
テレビ番組で、ある分野におけるプロを紹介する場面を見かけることがあります。
プロが考え方・心がけ・仕事術など、さまざまな紹介があるでしょう。
それを見ているとき「これなら自分にもできそうだ」と思う瞬間はありませんか。
プロには失礼なのですが、時間をかけて努力すれば、自分にもできそうな感覚を抱くことがあります。
この瞬間なのです。
もし自分にまったく才能がなければ「これなら自分にもできそうだ」とは思いません。
「どんなに頑張っても、自分には絶対無理だ」と思うはずです。
「これなら自分にもできそうだ」と思ったときは、あなたの才能が反応した瞬間です。
つまり、あなたにも、その才能の芽がある証拠なのです。
さて、ここからが大切です。
「これなら自分にもできそうだ」と思って、何もしないか、実際に挑戦してみるかです。
何もしなければ、新しい展開はないでしょう。
テレビ番組の内容を楽しんで終わりになるだけです。
一方で、実際に取り組めば、才能を見いだすきっかけになる可能性があります。
最初はなかなかうまくできなくても、途中からぐっと伸びることもあるでしょう。
実際にやってみて「やはり自分には合わない」と思えば、やめればいいだけです。
「これなら自分にもできそうだ」と思った瞬間を、生かすか殺すかは、あなたしだいです。
試してみるだけの価値はあるはずです。