「自分の人生には希望がない。真っ暗だ」
人生では希望がなくなり、真っ暗な時期を送ることがあります。
月食の曇りの夜に停電するより、真っ暗な状態です。
真の闇。
避けたい闇ですが、それで大丈夫です。
人生では少しくらい闇をさまよう時期があるほうがいいのです。
光の本当の素晴らしさは、闇を経験した人しか理解できません。
健康の素晴らしさは、失った人ほど感じやすいように、光の素晴らしさも、闇を知る人ほど理解しやすくなります。
闇を知るから光の素晴らしさが理解できるようになるのです。
さらに闇はパワーに転換されます。
真っ暗な闇がどれだけ惨めでつらく情けないことであるかを知っているからこそ、湧き出る底力があります。
「もう二度とあんな惨めな思いはしたくない」という反動力になるのです。
闇を経験した人には、信じられないパワーを発揮する可能性があるのです。
闇には、闇なりの存在意義があります。
今のうちに、たっぷり闇を味わっておきましょう。
真っ暗な闇を味わうことも、人生の大切な経験の1つです。
いずれ変わった形で闇が光に変わる日がやってきます。
「あのころの闇があるから、今の自分が輝いている」
数年後、そういう言葉を口にしているに違いありません。