家族が仲良くなりやすいのは、1つ屋根の下で暮らしているからです。
1つ屋根の下で、生活を共にしているため、仲間意識が強くなります。
食事をしたり、寝たり、テレビを見たりなどです。
しかし、1つ屋根の下にいる状態は、家族だけではありません。
私たちの身近には、もっと大きな屋根があります。
大空です。
大空は、家の屋根と同じです。
私たちは「大空」という大きな屋根の下で、生活を共にして、生きています。
大空は大きすぎるため「屋根」という実感が湧きにくいですが、確実につながっています。
さあ、大空を見上げてみましょう。
きれいな青い色をした天井が、あるではありませんか。
海を越えて、国境を越えて、ぐるりと地球を包んでいる天井です。
人だけではありません。
海にいる魚たち、空中を舞う鳥たち、草木にいる虫たちとも、つながりがあります。
人間関係に苦しんだときは、大空を見ましょう。
大空を見ると、人間関係の原点に気づけます。
生命全体が生活を共にしていると意識できる、大きな屋根です。
同じ屋根の下にいる意識ができると、人に対する見方が変わります。
他人とはいえ、みんな家族のようなものです。
国籍も人種も、関係ありません。
大空という同じ屋根でつながっている、仲間なのです。