会話中、ぼかした表現が登場することがあります。
「最近、いろいろ大変でね」
「いろいろ、やることがあってね」
おそらく、誰もが一度は口にしたことがあるフレーズではないでしょうか。
「いろいろあってね」と言葉をぼかすときは、たいていパターンがあります。
言いたいことがたくさんあったり、複雑な事情などがあったりして、一言ではまとめにくい場合です。
「ぼかす」という状態から、何らかの悩みを抱えている様子が考えられます。
こうした状況があるとわかれば、切り返したい言葉もわかってきます。
「何か悩みがあるように聞こえたなあ。もしよかったら聞かせてほしいな」です。
まさに相手の核心をつく一言です。
何か悩みがあるように聞こえたと言われると、どきっとします。
占い師に心を読まれたかのような雰囲気になるでしょう。
立て続けに「もしよかったら聞かせてほしいな」と言われれば「自分の気持ちをわかってくれそうだ」と思うでしょう。
「もしよかったら」というフレーズも大切です。
いきなり「聞かせて」と言うと、ずうずうしく聞こえ、相手の気分を害してしまうことがあります。
「もしよかったら」という前置きをしておくことで、相手の気持ちに配慮しながら尋ねていることがわかります。
話しやすい雰囲気になるのです。
急に親密な話になり、彼との関係が、より親密になるでしょう。