「ブラシでアイシャドー」と書かれているものもあれば「チップでアイシャドー」と書かれているものもあります。
アイシャドーを上手に決めるためには、どちらがいいのでしょうか。
ブラシとチップには、目的に応じた使い分けがあります。
ブラシは、広く薄く塗るのが適しています。
毛が束になっているため、粉を含ませやすく、グラデーションがつけやすくなります。
まぶたの広い範囲にかけて、グラデーションを意識しながらアイシャドーを仕上げたい場合は、ブラシを使いましょう。
まぶた全体にハイライトを柔らかく乗せたい場合にも、ブラシを使います。
ちなみに、不器用と感じる人も、ブラシがおすすめです。
チップよりブラシのほうが使いやすく、失敗が目立ちにくいからです。
ピンポイントでシャドーを入れたい場合は、チップです。
チップの先端は、少し堅いスポンジになっています。
その形状から、チップは狭く濃く塗るときに適しています。
たとえば、立体感をつけるために、アイホールの中央部分だけ明るい色に仕上げたい場合です。
また、意図的に目尻を濃くさせたい場合も、チップが最適です。
ブラシもチップも、まぶたに当てる前は、手の甲で色を少し落としてから使いましょう。
ブラシもチップも、それぞれに長所があります。
1つの道具にこだわるより、仕上げたいメイクに応じて道具を使い分けるのが、理想です。
綿棒や薬指も使いながら上手にぼかしていくと、より美しく仕上げられます。